山プラで登山プランを作って、SUUNTO Traverseのナビに反映させる

2016/01/02

SUUNTO TRAVERSE ガジェット

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SUUNTO Traverseには、GPSナビゲーション機能がついています。movescount.comでルートを作成して転送するとTraverse側に反映されます。

ところで、movescountですが、Google/Zenrinの地図が元になっており、普通の道路は網羅しているのですが、登山道が反映されているわけではないため、登山ルート作成には全然使えません。

たとえば、高尾山周辺をmovescountのルートプランナーで開くとこんな感じです。


正直、よほどの達人ではない限り、ここにルートをプロットするのは無理!

幸い、movescountはGPXデータの読み込みに対応していませうので、外部でルートを作成して、そのデータをmovescoutに取り込むことにします。

ルート作成はWEBサービスを積極活用しよう


ちまたのBlogを見てみますと、カシミールでGPXデータを作成して・・とかありますが、ここ1,2年で登山系のWEBサービスはめちゃめちゃ進化しています。

2014年7月には、山と渓谷社が「ヤマケイオンライン ヤマタイム」を、2015年8月には、昭文社(山と高原地図)とヤマレコが「ヤマプラ」をリリースしています。

両方とも登山地図を見ながら簡単に登山ルートを作成できるサービスで、いずれも無料です。

ルート作成のレベルにおいては機能は同等。どちらを使うかは好みだと思いますが、1月に予定している場所がヤマタイムの範囲外ヤマプラは山と高原地図エリアならすべて入っている太っ腹状態ということで、私はヤマプラをメインで使う事にしています。


ヤマプラを使って登山プランを作ってみよう


早速ヤマプラを使って登山プランを作ってみます。ヤマプラ利用のためにはヤマレコ登録が必要ですが、今のところヤマプラ機能は無料で使えます。

利用は説明がいらないほど簡単です。
地図上に山と高原地図のルートが出ていますので、好きな分岐やスポットを選んでポチポチクリックしていると、勝手にルートが作られていきます。

画面右側には目安となるコースタイムが出ていますし、休憩時間等も含むことができます。何時に出て何時に帰る・・という一日の山行計画があっという間にできてしまうのは感動的ですらあります。山と高原地図がフォローしていない場所やルートを選ばない限り、山行計画はフルデジタルにできてしまいます。

WEB業界に長くいる私ですが、大げさではなく、ここ数年で最も驚いたWEBサービスの一つに挙げられると思っています。

ルートができあがったところで、GPX書き出しを選んで、生成されたGPXファイルをダウンロードします。


ちなみに、ここで作ったルート地図とプランは印刷もできます。予定ルートを書き込んだ「山と高原地図」が無料!ビジネスとして大丈夫なのか心配です。

movescountに取り込んでみよう

※2016年にmovescountがリニューアルされました。以下記事はリニューアル前のサイトです。リニューアル後の操作方法については、山プラで作成したGPXをSUUNTO Traverseに反映させる(2016年版)を見てください。





--以下旧記事--

ダウンロードしたGPXファイルをmovescountに取り込んでみます。movescountから、ルートプランナーページへ行き、「ルートのインポート」ボタンを押し、ファイル取り込みを行います。

そうしますと、先ほど作成したルートが、movescountの地図に反映されます。
このときに、「Suunto Traverseでこのルートを使う」のチェックボックスを忘れないようにしてください。

このチェックを入れたルートだけが時計に反映されます。最初気づかなくてTraverseに反映されず、ちょっと困りました。。

ここまでできたら、後はPCかモバイルアプリ経由でsyncしてください。

こんな感じで転送されます。

ウェイポイントが必要であれば、movescountから登録すればOKです。

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